- 不正ログイン対策をGoogle reCATCHAでするにはどうすればいい?
- Google reCATCHAは、Akismet Anti-Spamよりも優秀って本当?2つの違いは?
- AMPページでもGoogle reCATCHAを使うにはどうすればいい?
- Invisible reCaptcha for WordPressの設定方法を教えて?
- プラグイン「Contact Form 7」にもGoogle reCATCHAを導入させるには?
という人のために、プラグイン「Invisible reCaptcha for WordPress」の設定方法を、画像付きで解説します。
1.前提条件・事前準備・参考記事
WordPressのセキュリティに関しては、以下を参考にしてください。
- WordPress(サイト)運営者が知るべきサイバー攻撃の種類と対策
- WordPressのおすすめセキュリティ系プラグインを比較した結果【Cocoon】
- Googleアカウントの作成方法(データSIMだけでもOK)
- Wordfenceの(アン)インストール方法と最適な設定方法
- Wordfence Securityの全ての設定方法を3万文字で解説
- WordfenceとGoogle認証システムで2段階認証(2FA)を設定する方法
- Wordfenceの使い方、画面の見方を6万文字で解説
- XO Securityの設定方法
- SiteGuard WP Pluginの設定方法
- BBQ(Block Bad Queries:ブロックバッドクエリ)の設定方法
- Invisible reCaptcha for WordPressの設定方法【Google reCATCHA】
- ログイン(2段階認証)エラー対策【Invisible reCaptcha、Wordfenceの2FA、ConoHa WING】
- UpdraftPlus(アップドラフトプラス)の設定方法と使い方
2.Invisible reCaptcha for WordPress(Google reCATCHA)とは
2-1.Google reCATCHAとは
Google reCATCHA(グーグル・リキャプチャ)とは、Googleが提供する不正アクアセス対策ツールのこと。
Invisible reCaptcha for WordPress(インビジブル・リキャプチャ・フォー・ワードプレス)とは、Google reCATCHAを簡単に導入できるプラグインのこと。
Google reCATCHAには、v1(バージョン1)、v2(バージョン2)、v2 invisible(バージョン2 invisible)、v3(バージョン3)とあり、現在はv3の使用が推奨されます。
v2は、「私はロボットではありません」とのメッセージとチェックボックスがあり、ユーザーがチェックを入れて認証しました。
v3は(2018年10月29日に公開)、人間らしくない動きをするとbotとして判定され、不正ログイン等を自動で防ぎます。
ユーザーの操作を必要としないため、ユーザーフレンドリーです。
v3は、驚くほどスパムコメント等をブロックします。
ただ、v3は便利になった反面、人間がbotと判断されるエラーも時々起こります。
特に、セキュリティプラグイン「Wordfence Security – Firewall & Malware Scan(ワードフェンス・セキュリティ)」で「2段階認証(2FA)」を導入すると、2段階認証ができず、ログインできないエラーが発生する場合があります。
でもご安心を。エラーはプラグインのリネームで簡単に対処できます。
WordPressにログイン(2段階認証)できなくなった場合は、以下の記事を参考にしてください。
ログイン(2段階認証)エラー対策【Invisible reCaptcha、Wordfenceの2FA、ConoHa WING】
総合的な判断から、Google reCATCHA v3の使用をおすすめします。
2-2.Google reCATCHAとAkismet Anti-Spamの違い
スパムコメント対策として有名なプラグインは、Akismet Anti-Spamです。
Google reCATCHAとAkismet Anti-Spamの違いは以下になります。
- Akismet Anti-Spam:
- 保護:コメント欄のみ。
- スパム処理方法:スパムコメントを自動的にフォルダ分けする(結局スパムコメント自体は受け付ける。)。
- 商用利用:不可(アフィリエイト、物販不可)。有償なら商用利用OK。
- バッジ表示:なし。
- アカウント登録:Akismetのサイトで会員登録が必要。
- Google reCATCHA:
- 保護:コメント欄、ログインフォーム、問い合わせフォーム等。
- スパム処理方法:スパムコメントをブロックし、そもそもスパムコメントを受け付けない。
- 商用利用:無料で、利用可能(アフィリエイト、物販可能)。
- バッジ表示:必要(強制)。
- アカウント登録:Googleで会員登録が必要。
Akismetは、コメントを受け取ってから、必要のないコメントを削除する、という仕様です。
つまり、スパムコメントを膨大に受け取る可能性が残ります。
しかも保護できるのは、コメント欄のみです。
また、商用利用もできません。(有料なら商用利用可能)
さらにスパムコメントの増加に従い、サイトが重くなります。
Google reCATCHAの登場により、Akismet Anti-Spamを使う理由は無くなりました。
2-3.プラグイン「Invisible reCaptcha for WordPress」の特徴
Invisible reCaptcha for WordPressは、Google reCATCHA専用のプラグインです。
Invisible reCaptcha for WordPressには、以下の保護機能があります。
- ログインフォーム保護
- 登録フォーム保護
- コメントフォーム保護
- パスワード紛失フォーム保護
また、以下のプラグインも保護できます。
- WooCommerce(ネットショップ構築プラグイン)
- UltraCommunity(SNSコミュニティサイト構築プラグイン)
- BuddyPress(SNSコミュニティサイト構築プラグイン)
- Contact Form(問い合わせフォームプラグイン)
- Contact Form 7(日本製)
- Gravity Forms(海外製)
Invisible reCaptcha for WordPress以外のプラグイン、例えば「Contact Form 7」だけでも、Google reCATCHAの導入は可能です。
しかし「Contact Form 7」でGoogle reCATCHAを設定すると、全てのページの画面右下に「reCAPTCHAのバッジ(ロゴ)」が表示されます。
このバッジは消せないため、スマートフォンだと、右下の「トップに戻る」ボタンが押せなくなり、記事も隠れてしまいます。
Invisible reCaptcha for WordPressなら、必要なページ(コメントフォームなど)だけに表示され、ユーザーの邪魔にならない箇所にバッジを配置できます。
3.Invisible reCaptcha for WordPressを設定する手順
Invisible reCaptcha for WordPressを設定する手順は、以下になります。
- Google reCAPTCHAで設定する
- Googleのアカウントを取得する
- Google reCAPTCHAにサイトを登録して、サイトキー・シークレットキーを取得する
- Invisible reCaptcha for WordPressで設定する
- プラグイン「Invisible reCaptcha for WordPress」をインストールする
- Google reCAPTCHAで発行したサイトキー・シークレットキーを入力する
- プラグイン「Contact Form 7」にGoogle reCAPTCHAを適用させる
それでは、順番に説明します。
4.Google reCAPTCHAを設定する方法
4-1.Googleのアカウントを取得してログインする
Googleが提供する「Google reCAPTCHA」を利用するには、Googleのアカウントが必要です。
Googleアカウントの作成方法は、以下の記事を参考にしてください。
Googleアカウントの作成方法(データSIMだけでもOK)
4-2.Google reCAPTCHAにサイトを登録して、サイトキー・シークレットキーを取得する
プラグイン「Invisible reCaptcha for WordPress」にGoogle reCAPTCHAを導入するには、Google reCAPTCHAでサイトキー・シークレットキーの発行・取得が必要です。
4-2-1.「Google reCaptcha」のページにアクセスする
「Google reCaptcha」のページにアクセスします。すると、「Google reCaptcha」のトップ画面になります。
- 右上「Admin Console」をクリックします。
4-2-2.Google reCaptchaに新しいサイトを登録する
「Google reCaptcha」のトップ画面で「Admin Console」をクリックすると、「新しいサイトを登録する」画面になります。
- ラベル:「登録したサイトを管理するための名前」を入力します。「ドメイン名+サイト名」がわかりやすくておすすめです、
- reCAPTCHA タイプ:reCAPTCHAのバージョンを選びます。
v3の場合は、自動でスパムかどうかが確認されます。v2の場合は、画像やテキストを選択・入力を求められ、スパムでないか確認します。
「v3」を選択します。 - ドメイン:「Invisible reCaptcha for WordPress」をインストールする「サイトのドメイン」を入力します。「https://」は不要です。
- オーナー:なにかあったときにメール通知する、サイトの所有者を入力します。
初期値で現在ログインしているGoogleのアカウントが設定されるので、1人でサイトを管理する場合はそのままで大丈夫です。
管理者を複数にする場合は、「メールアドレスを入力」にメールアドレスを追加します。 - reCAPTCHA 利用規約に同意する:reCAPTCHAを利用するために、利用規約に同意します。「チェック」を入れます。
- アラートをオーナーに送信する:設定が間違っていたり、不正なアクセスが増えた場合に、オーナーで設定したメールアドレスに通知します。「チェック」を入れたままにします。
- 全ての操作・入力が終わったら「送信」をクリックします。
4-2-3.「設定」画面に移動する
「新しいサイトを登録する」画面で「送信」をクリックすると、「サイトに reCAPTCHA を追加する」画面になります。
- 左下「設定に移動」をクリックします。
4-2-4.AMPページでreCAPTCHAを使用できるようにし、サイトキー、シークレットキーをコピーする
「サイトに reCAPTCHA を追加する」画面で「設定に移動」をクリックすると、「設定」画面になります。
- 「ゴミ箱アイコン」をクリックすると、登録済みサイト(ラベル)を削除できます。
- 「左矢印アイコン」をクリックすると、登録済みサイトの管理画面に移動します。
- ラベルの変更ができます。
- 「reCAPTCHA タイプ」が表示されます。このタイプは変更できないので、違うタイプにしたい場合は、新たに設定する必要があります。
- 「reCAPTCHA のキー」をクリックすると、サイトキーとシークレットキーが表示されます。
- プラグイン「Invisible reCaptcha for WordPress」で使う「サイトキー」をコピーします。左の「サイトキーをコピーする」をクリックすると、サイトキーがコピーできます。
- プラグイン「Invisible reCaptcha for WordPress」で使う「シークレットキー」をコピーします。左の「シークレットキーをコピー」をクリックすると、シークレットキーがコピーできます。
- 「☓アイコン」をクリックすると、ドメインを削除できます。
- 新たにドメインを追加できます。既存のドメインがある場合、同じサイトキー・シークレットキーを使うことになります。
- 「☓アイコン」をクリックすると、メールアドレスを削除できます。
- 新たにメールアドレスを追加できます。
- 何らか(ログイン等)のエラーが出た場合、「reCAPTCHA ソリューションの入手元を検証する」のチェックを外すと、エラーが解消される場合があります。
- サイトをAMP化しているなら、「このキーが AMP ページで動作するようにする」にチェックを入れます。
- reCAPTCHAの通知が鬱陶しいなら、「アラートをオーナーに送信する」のチェックを外します。
- 全て操作・入力したら、「保存」をクリックします。
ここでは、「6.」「7.」「13.」を操作します。
次に、Google reCaptchaの「6.」「7.」でコピーしたサイトキー・シークレットキーを、プラグイン「Invisible reCaptcha for WordPress」で使います。
4-3.Google reCaptchaの管理画面の見方
「設定」画面で「左矢印アイコン」をクリックすると、「登録済みサイトの管理画面」になります。
- Google reCaptchaを設定してからの時間が短いと、「注: ライブ トラフィックがまだ十分にないサイトでは、スコアが正確でない可能性があります。」と表示されます。
- 登録済みのサイトが複数ある場合、ここから選択できます。
- 「+アイコン」をクリックすると、新しくサイトを登録できます。
- 「歯車アイコン」をクリックすると、「設定」画面に移動します。
- 「下矢印アイコン」をクリックすると、reCaptchaをダウンロードします。
- 「日付」をクリックすると、reCaptchaがアクションを検出する期間を指定できます。
- 合計リクエスト数:指定した期間にreCaptchaが検出したアクション数です。
- 不審なリクエスト:この値が「0%」なら問題ありません。「0%」以上なら、その他のセキュリティツールでサイトのセキュリティを強化します。
- リクエスト数:reCaptchaがサイトから検出したアクションが表示されます。濃い青「High risk」は危険なアクション(botなど)、薄い青「Low risk」は安全なアクション(人間)です。
- スコア分布:サイトから検出したアクションのスコア分布が表示されます。スコアの範囲は 0.0(不正なトラフィック)~1.0(安全なトラフィック)です。
- 上位 10 件のアクション:サイトでの上位 10 件のアクション(すべてのトラフィックが対象)を示しています。
- 不審なトラフィックのアクション(上位 10 件):サイトの上位 10 件のアクションが(不審なトラフィックの割合が多い順に)表示されます。
5.Invisible reCaptcha for WordPressを設定する方法
5-1.Invisible reCaptcha for WordPressをインストールする
WordPressにログインし、プラグイン「Invisible reCaptcha for WordPress」をインストールします。
- WordPress管理メニュー「プラグイン」>「 新規追加」>「Invisible reCaptcha 」を検索>「Invisible reCaptcha for WordPress(作成者: Mihai Chelaru)」の「今すぐインストール」をクリック>「有効化」をクリック
5-2.Invisible reCaptcha for WordPressを設定する
プラグインを有効化したら、Invisible reCaptcha for WordPressの設定をします。設定箇所は以下です。
- WordPress管理メニュー「設定」>「Invisible reCaptcha」
5-2-1.「Settings」タブで、Google reCAPTCHAと連携させる
「Settings」タブで、Google reCaptchaでコピーしたサイトキー・シークレットキーを入力し、Google reCAPTCHAとプラグイン「Invisible reCaptcha for WordPress」とを連携させます。
- 「Settings」を選択します。
- Your Site Key:Google reCAPTCHAの「設定(または、サイトにreCAPTCHAを追加する)」画面でコピーした「サイトキー」を入力(ペースト:貼り付け)します。
- Your Secret Key:Google reCAPTCHAの「設定(または、サイトにreCAPTCHAを追加する)」画面でコピーした「シークレットキー」を入力(ペースト:貼り付け)します。
- Language:スパムの可能性があるユーザーがアクセスしたときに表示する、画像やテキストでの判定を表示するときの言語を選択します。
「Automatically detect(自動)」のままにします。 - Badge Position:保護が有効なページでは、バッジと呼ばれるreCAPTCHAのログマークが表示され、このバッジが表示される位置を選択します。「Bottom Right(右下)」「Bottom Left(左下)」「Inline(文中)」 から選択できます。
「Inline(文中)」 を選択します。 - Badge Custom CSS:Badge Positionで「Inline(文中)」を選択した場合のみ、CSSで表示の調整が行えます。必要があればCSSを記載します。
- 全て入力・操作したら、「変更を保存」をクリックします。
すると、「Your changes were successfully saved!(変更が正常に保存されました!)」と表示されます。
「5.Badge Position」で、初期値「Bottom Right(右下)」を選択したままだと、スマートフォンの右下「トップに戻る」アイコンに表示が被り、「トップに戻る」操作ができなくなります。
「Inline(文中)」 を選択すれば、コメント等の下にバッジが表示されるようになります。
5-2-2.「WordPress」タブで、保護する箇所を設定する
「WordPress」タブで、WordPressのログイン画面やコメントフォームなど、保護したい画面を選択します。
- 「WordPress」タブを選択します。
- Enable Login Form Protection:管理画面にログインするためのログイン画面を保護します。「チェック」を入れます。
- Enable Registration Form Protection:登録画面を保護します。「チェック」を入れます。
- Enable Comments Form Protection:スパムコメントからコメント欄を保護します。「チェック」を入れます。
- Enable Forgot Password Form Protection:パスワードを忘れた際のパスワード設定画面を保護します。「チェック」を入れます。
- 全て操作したら、「変更を保存」をクリックします。
すると、「Your changes were successfully saved!(変更が正常に保存されました!)」と表示されます。
セキュリティを高めるために、全てにチェックを入れるのをお勧めします。
5-2-2-1.reCAPTCHAが表示されたか確認する
チェックをつけた画面で、以下のバッジが表示されれば大丈夫です。
- 例えば、コメントを送信する画面だと、「コメントを送信」の下に「reCAPTCHA で保護されています プライバシー – 利用規約」と表示されます。
5-2-3.「Contact Forms」タブで、プラグイン「Contact Form 7」にGoogle reCAPTCHAを適用させる
「Contact Forms」タブで、プラグイン「Contact Form 7」にGoogle reCAPTCHAを適用させます。
- 「Contact Forms」タブを選択します。
- Enable Protection for Contact Form 7:「Contact Form 7」で設置した問い合わせフォームを保護します。「チェック」を入れます。
- Enable Protection for Gravity Forms:「Gravity Forms」で設置した問い合わせフォームを保護します。
- Excluded Gravity Forms IDs:「Gravity Forms」で設置した問い合わせフォームのうち、保護しないフォームのIDをカンマ(,)区切りで入力します。
- 全て操作したら、「変更を保存」をクリックします。
すると、「設定を保存しました。」または「Your changes were successfully saved!(変更が正常に保存されました!)」と表示されます。
まだプラグイン「Contact Form 7」をインストールしていなくても、先に「2.Enable Protection for Contact Form 7」を有効化しておけば、「Contact Form 7」をインストールした際にGoogle reCATCHAの設定が適用されます。
5-3.その他のプラグインの保護設定
「Invisible reCaptcha for WordPress」では、WordPressで利用している他のプラグインも保護できます。
使用していなければ、これらの設定は無視します。
5-3-1.WooCommerce
プラグイン「WooCommerce」を利用している場合、「WooCommerce」タブから各種画面の保護ができます。
各設定項目は以下のような意味になっています。
- Enable Login Form Protection:管理画面にログインするためのログイン画面を保護します。
- Enable Registration Form Protection:登録画面を保護します。
- Enable Lost Password Form Protection:パスワードを忘れた際の画面を保護します。
- Enable Reset Password Form Protection:パスワードリセット画面を保護します。
- Enable Product Review Form Protection:製品のレビュー欄をスパムコメントから保護します。
5-3-2.Ultra Community
プラグイン「Ultra Community」を利用している場合、「Ultra Community」タブから各種画面の保護ができます。
各設定項目は以下のような意味になっています。
- Enable Login Form Protection:管理画面にログインするためのログイン画面を保護します。
- Enable Registration Form Protection:登録画面を保護します。
5-3-3.BuddyPress
プラグイン「BuddyPress」を利用している場合、「BuddyPress」タブから各種画面の保護ができます。
各設定項目は以下のような意味になっています。
- Enable Registration Form Protection:登録画面を保護します。
6.まとめ
Google reCATCHA v3は、簡単、便利、強力な不正アクセスツールです。
Akismet Anti-Spamを使っているなら、Google reCATCHAにぜひ入れ替えたいですね。
ただ、Google reCATCHAは人間をbotと間違える場合があります。
WordPressにログイン(2段階認証)できなくなった場合は、以下の記事を参考にしてください。
ログイン(2段階認証)エラー対策【Invisible reCaptcha、Wordfenceの2FA、ConoHa WING】