- ConoHa WING(コノハウイング)でWordPress(ワードプレス)を導入するには、どうすればいいの?
- WordPressをSSL化(https)するには、どうすればいいの?
という人のために、ConoHa WINGでWordPressをインストールする方法を、画像付きで解説します。
インストールと同時に、SSL化(https)もします。
WordPressとは、無料で使えるブログソフト(CMS:コンテンツマネジメントシステム)です。
CMSとは、ホームページの制作ができない人でも、簡単にコンテンツを管理できる仕組みのこと。
WordPressは手軽にサイト(ブログ)が作れるので、世界で一番人気のソフトです。
- メリット:無料。プログラミングができなくてもWebサイトが作れる。
- デメリット:表示スピードが遅い。セキュリティが弱い(強くもできる)。
WordPressを使うには、独自ドメイン、レンタルサーバーが必要です。
ドメイン、レンタルサーバーは、サイトの目的に合わせて、値段、スペックのバランスが良いサービスを選びましょう。
SSL(Secure Sockets Layer)とは、インターネット上でデータを暗号化して送受信する仕組み(プロトコル)。
通信の暗号化により、第三者による盗聴・改ざんを防ぎ、通信情報が安全だと証明できます。
サイトをSSL化すると、URLに(s)が付き、「http://」→「https://」となります。
さらにURLの左に「鍵マーク」が付きます。
1.前提条件・事前準備・参考記事
ドメイン取得から、サーバー契約、WordPressのインストールするまでの方法は、以下の記事を参考にしてください。
- お名前.com(ドットコム)で独自ドメインを取得する方法
- ドメイン名を決める9つの基準・条件と10個の方法・アイデアを解説。
- お名前.comの自動更新の停止(解除)方法、ドメイン解約方法。勝手に自動更新設定されてるかもだから、気をつけて。
- お名前.comとConoHa WINGの連携方法。結論:お名前.comでネームサーバーを設定すればOK!
- ConoHa WING(コノハウィング)に新規で申し込む方法
- ConoHa WING(コノハウィング)にログインする方法
- ConoHa WINGで無料独自ドメインを設定する方法
- ConoHa WINGで独自ドメインを追加する方法(SSL対応)
- ConoHa WINGでWordPressをインストールする方法(SSL対応)
2.ConoHa WINGでWordPressをインストールする手順
ConoHa WINGでWordPressをインストールする手順は、以下になります。
- WordPressをインストールしたいサーバー、ドメインを選択する
- WordPressのログインIDなど、各種情報を入力する
- インストールしたWordPressを、SSL化する
- 動作確認をする
3.ConoHa WINGでWordPressをインストールする方法
3-1.ConoHa WINGにログインする
まず、「ConoHa WING」の公式サイトにアクセスします。
>>「ConoHa WING(コノハウィング)」公式サイト
- 「ConoHa WING」の公式サイトのトップ画面右上「ログイン」をクリックします。すると、「ログイン」画面になります。
- ConoHa WINGに申し込み時の「メールアドレス」「パスワード」を入力したら、「ログイン」をクリックします。
- スパム確認のため画像認証を求められた場合は、「指定された画像」を全て選択し、「確認」をクリックします。
ログイン方法は以下の記事でも解説しています。
ConoHa WING(コノハウィング)にログインする方法【レンタルサーバー】
3-2.WordPressをインストールしたいドメインを選択する
ConoHa WINGにログインすると、ConoHa WINGの管理画面になります。
- 上部タブ「WING」を選択します。
- サーバーを変更する場合は、左側メインメニュー上から4個目「サーバー管理」をクリックし、希望するサーバーを選択します。
- 左側メインメニュー上から2個目「サイト管理」をクリックします。
- サーバー管理メニュー上から1個目「サイト設定」を選択します。
- サーバー管理メニューのドメイン下「切り替え」をクリックします。すると、右側に「設定対象ドメイン切り替え」画面が表示されます。
- 1列目「選択」で、WordPressをインストールするドメインが「選択中」になっています。
- 1列目「選択」から、インストールしたい「ドメイン」を選択し、「切り替え」をクリックします。すると、「設定対象ドメイン切り替え」画面が閉じ、「アプリケーションインストール」画面になります。
- サーバー管理メニューが、インストールしたい「ドメイン」になっていればOK。
他のレンタルサーバーと同様、「ConoHa WING」もサーバーごと、ドメインごとに設定を変更する仕様です。
3-3.WordPressのインストールに必要な情報を入力する
次に、WordPressのインストールに必要な情報を入力します。
3-3-1.WordPressバージョンを選択、サイトのURL情報を確認する
「サイト管理画面」で「ドメイン」を選択し、「切り替え」をクリックすると、「アプリケーションインストール」画面になります。
- 上部タブ「アプリケーションインストール」を選択します。
- 右側「+アプリケーション」をクリックします。
- アプリケーション:「WordPress」を選択します。
- インストール方法:「新規インストール」を選択します。
- バージョン:最新の「5.4.1」を選択します。数字が変わっていれば、一番大きい数字(右側)を選択します。
- URL:「wwwなし」を選択します。URLは短い方が覚えてもらいやすいので、「wwwなし」を推奨。
- URLの入力欄:何も入力しません。入力すると、ドメインのサブディレクトリにWordPressが設置されます。
- 上部タブ「アプリケーションインストール」を選択します。
- 右側「+アプリケーション」をクリックします。
- アプリケーション:「WordPress」を選択します。
- インストール方法:「新規インストール」を選択します。
- バージョン:最新の「5.4.1」を選択します。数字が変わっていれば、一番大きい数字(右側)を選択します。
- URL:「wwwなし」を選択します。URLは短い方が覚えてもらいやすいので、「wwwなし」を推奨。
- URLの入力欄:何も入力しません。入力すると、ドメインのサブディレクトリにWordPressが設置されます。
ディレクトリとは、フォルダ(分類する箱)のこと。
サブディレクトリとは、あるディレクトリの下層に作成されたディレクトリのこと。
ルートドメイン(ベースとなるドメイン)の下に、別サイトを作ることができます。
ただしSEOの関係上、サブディレクトリは、ルートドメインと関連性のあるサイトにする必要があります。
3-3-2.サイトの管理情報、データベース情報を入力する
続いて、サイトの管理情報、データベース情報を入力します。
- サイト名:「サイト(ブログ)の名前」を入力します。後で変更できるので、今は仮でも良いです。
- メールアドレス:「メールアドレス」を入力します。WordPressからの通知がこのメールアドレスに届きます。後で変更できます。
- (WordPressの)ユーザー名:WordPressログイン時の「ユーザー名」を入力します。
サイトを乗っ取られないよう、アルファベット・数字・記号の混じった、16文字以上の推測されにくい文字列にします。後で変更できません。 - (WordPressの)パスワード:WordPressログイン時の「パスワード」を入力します。
サイトを乗っ取られないよう、アルファベット・数字・記号の混じった、16文字以上の推測されにくい文字列にします。後で変更できます。 - データベース名:「データベース(サイトのデータを保存するところ)」の名称を入力します。
ドメイン名と同じ名称にしておくと、後でわかりやすいです。14文字以内です。後で変更できません。 - データベースのユーザー名:データベースログイン時の「(データベースの)ユーザー名」を入力します。
14文字以内です。後で変更できません。 - データベースのパスワード:データベースログイン時の「(データベースの)パスワード」を入力します。
サイトを乗っ取られないよう、アルファベット・数字・記号の混じった、16文字以上の推測されにくい文字列にします。後で変更できます。
後で必要になるので、WordPresログイン用のユーザー名とパスワード、データベースのユーザー名とパスワードを、必ずメモしておきましょう。
3-3-3.ConoHa WING専用プラグインを追加する
続いて、ConoHa WING専用プラグインを追加します。
- コントロールパネルプラグイン :「インストールする」にチェックを入れます。
- 自動キャッシュクリアプラグイン:「インストールする」にチェックを入れます。
- 全て操作・入力したら、「保存」をクリックします。
ConoHa WINGサーバーの、Webに関する以下の設定を、WordPress管理画面で行う事ができます。
- キャッシュ設定
- WAF設定
- WordPressセキュリティ設定
- Webフォント設定
「WordPress」の記事を投稿した際、「ConoHa WING」サーバー上のコンテンツキャッシュを⾃動でクリアする機能です。
古いページデータが表示されてしまうのを防ぎます。
3-4.「WordPress」のインストールを確認する
「アプリケーションインストール」画面で「保存」をクリックすると、画面左下に、WordPressインストールが成功したというメッセージが表示されます。
- 成功しました。アプリケーションインストール
- ご確認ください。以下のアプリケーションが稼働中になりました。「https://ドメイン名/」
これでWordPressのインストールが完了したので、WordPressの管理画面にログインできます。
3-5.SSL対応サイトにする
WordPressが稼働中になると、「アプリケーションインストール」画面に、インストールしたWordPressのURLの一覧が表示されます。
- インストールした「ドメインのURL」をクリックします。すると、WordPress管理パネルが表示されます。
- WordPress管理パネルの上から6個目「SSL有効化」をクリックします。
- 画面左下に、「成功しました。SSL有効化設定」画像が表示され、SSLが有効化します。
- 「コントロールパネルプラグイン」は先程インストールしたので、そのままにします。
- 「自動キャッシュクリアプラグイン」は先程インストールしたので、そのままにします。
- 「サイトURL」をクリックすると、インストールしたWordPressトップページに移動します。
- 「管理画面URL」をクリックすると、WordPressの管理画面に移動します。
「サイトURL」「管理画面URL」は、今後、何度も使います。
メモをする、または、ブラウザのお気に入り(ブックマーク)に追加しておきましょう。
4.WordPressの動作確認をする
WordPressをインストールしたら、動作確認をします。
4-1.「サイトURL」から確認する
「アプリケーションインストール」画面の「6.サイトURL」をクリックすると、インストールしたWordPressトップページに移動します。
- インストールした時のWordPressのバージョンによって、適用されるテーマは変わります。
4-2.SSLのリダイレクト(転送設定)を確認する
続いて、リダイレクト(転送設定)の確認をします。
以下のURLにアクセスして、httpsにリダイレクトされるか確認します。
自動的にURLがhttpsに変わったら、リダイレクトができています。
- http://●●●.com
- http://www.●●●.com
- https://www.●●●.com
リダイレクトがされないと、「https」で設定しているのに「http://~」のまま表示されてしまいます。
4-3.「管理画面URL」から確認する
4-3-1.管理画面URL(WordPressログイン画面)からログインする
「アプリケーションインストール」画面の「7.管理画面URL」をクリックすると、WordPressのログイン画面に移動します。
「7.管理画面URL」は、WordPressをインストールしたURLに「/wp-admin/」が追加されているURLです。
- WordPressログイン用の「ユーザー名、またはメールアドレス」を入力します。
- WordPressログイン用の「パスワード」を入力します。
- 次回ログイン時に、ユーザー名とパスワードを打ち込む手間を省くなら、「ログイン状態を保持する」にチェックを入れます。14日間、ログインが保持されます。
- 全て入力したら、「ログイン」をクリックします。
4-3-2.WordPressの管理画面を表示する
「WordPress」にログインすると、WordPress管理画面のTopページを表示します。
上で、ConoHa WINGでWordPressをインストールができました。
5.まとめ
ConoHa WINGのインストールは、SSL化も同時にできるので便利ですね。
再度、注意点などまとめます。
- WordPresログイン用のユーザー名とパスワード、データベースのユーザー名とパスワードを無くさないよう、メモを保存しておきましょう。
- WordPressログインURLは、ブラウザのお気に入りに保存しておけば、次回以降のログインが便利です。