ドメイン名を決める9つの基準・条件と10個の方法・アイデアを解説。

この記事は約27分で読めます。
今回の疑問点
  • 覚えやすくて、サイトのイメージに合うドメイン名とは何?
  • 数字、「-(ハイフン)」は使っていい?
  • 「.com」以外のドメインを使ってもいい?
  • ドメインの料金を安くするにはどうすればいい?
  • せっかく思いた最高のドメインがあっても、全て誰かに使われている。そのドメインは諦めるしかない?

ドメイン名を決める時、このように悩む方は多いと思います。
何日かけても、良いドメイン名が思い浮かばない、見つからない。。。
実は、私もそうでした。

そこでこの記事では、ドメイン名を決める9つの基準・条件と、10個の方法・アイデアを解説します。
この記事を読むことで、悩む時間とかかる費用を最小限に。
そしてブランド力のある、素敵なドメイン名を決めるヒントが見つかりますよ。

1.ドメインの役割

ドメイン名を考えるには、Googleの考えを知り、ドメイン名がどのような役割をしているのかを把握することが重要です。

より具体的には、ドメイン名はSEOに関係するか?がポイントですね。
この点について、考えてみましょう。

1-1.Googleが考えていること、目指す世界

Googleは、Googleを使い続けてもらうために日々、進化しています。
Googleは、自らの使命をを以下のように言っています。

Google の使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにすることです。

引用:Google:Google について

ここから私達サイト作成者は、Googleの目指す先をこのように汲み取るべきです。
「Googleは、Google検索を最も信頼できるものにしようとしている。」

何か欲しい物、困ったことがあれば、まずGoogle検索をする。
このような世界が、Googleにとっての理想です。

では逆に、Google検索の価値を下げる、あるいは下げようとする「敵」は誰でしょうか?

1-2.Google検索の仮想敵は、Twitterで完結するインフルエンサー

Googleの仮想敵は、Twitter、Facebook、Amazon、Microsoftなどです。
特にサイトを作成する私達に関連して言えば、Twitterが仮想的になります。
より具体的には、Googleを介さないインフルエンサーが敵です。

例えば、有名なインフルエンサーである「ヒカキン」が、Twitter上でアイスクリームを紹介し、Amazonの購入リンクを載せたとします。
Twitterを見た「山田さん」は、Twitterの購入リンクをクリックし、Amazonからアイスクリームを手にに入れました。
この一連の流れにおいて、Googleの出番はありません。
これは、Googleにとっては許せない状態です。収益を得る機会がありませんから。

なぜ、Googleが使われないのか?
それは、Googleで検索できるサイトの価値が、相対的にTwitterよりも低いからです。

今回の例では、山田さんは情報取得ツールとして、Google検索ではなく、Twitterを使っています。
Twitterのヒカキンの言葉の方が、自分でGoogle検索をするよりも、良い情報を得られると感じているのですね。

さらに、山田さんはヒカキンを好きで、ヒカキンの言う事なら間違いないと信じている。
信じているから、アイスクリームの価格を検討したり、安全性を確認したり、類似商品を探したりはしません。

山田さんにGoogle検索をさせるには、Google検索の価値を高める必要があります。
つまり、Twitterよりも信頼性の高いサイトが、Google検索によってすぐに見つかるようにすればいい。
これが、Google検索の目指す未来です。

Twitterなど新しいサービスの登場により、Google検索の価値は下がります。
ですから、他社に負けないよう、Googleは検索アルゴリズムを日々、進化させています。
※検索アルゴリズムとは、どのサイトを上位表示させるかという基準値です。

では、Google検索のアルゴリズムは、ドメインをどのように評価しているでしょうか?

1-3.SEO(検索上位表示)の影響無し

2020年10月現在、ドメイン名は、SEO上(検索で上位表示させること)、ほとんど意味をなしていません。
ドメイン名がどんなものであろうと、サイトの表示順位が変わらないという報告が相次いでいます。
全く意味がないわけではありませんが、誤差です。
おそらく未来においても、ドメインの重要性が増す時は来ない、と考えていいでしょう。

昔のGoogleの検索アルゴリズムは、貧弱でした。
微妙な文章の言い回しはわからないし、類似の言葉もわかりません。
文章としては認識できず、単語をピックアップするだけでした。
おかげで、単語を沢山並べれば上位表示されるから、何万単語とリンクを貼り強引に上位表示させる、という技法も可能です。
この時代は、正確な単語の表記が重要となるため、ドメイン名(URL)も、意味のある単語名が有力でした。

しかし、Googleは日々進化しています。
今のGoogleは、単語単体ではなく、単語と単語の意味を繋げた「文章」を、かなり高精度で理解できます。
その結果、1ページごとに評価ができるようになり、サイトよりもコンテンツ自体を重視できるようになりました。
相対的に、サイト全体の優先順位、ドメイン名の優先順位は低下しています。

例えば中古ドメインが有効だっのも、今や昔話になりつつあります。
似た内容であれば、新たに作られたページの方を、Googleは優先して表示させます。
ドメイン自体が価値のある時代は、もう終わりました。

Googleの考えは、こんな感じです。
「Twitterなどに勝つためには、より最新の、より正しい、読者に価値を提供する記事があるページを上位表示させる。
そのためには、ドメイン名はほとんど無視して良い要素だ。ドメイン名よりもコンテンツの方がが大事だ。
それに、読者はあまりドメインを見ないし、ドメイン名で検索もしないからね。」

ちなみにGoogle自身は、ドップレベルドメインの違いでサイトを評価しないと明言しています。

<用語解説>

例:https:/example.com

  • 独自ドメイン「example」:ドメイン名のこと。
  • トップレベルドメイン「.com」:.com / .net / .jp など、ドメイン名の最後に来る文字のこと。

Q: 新しい gTLD は検索に影響しますか?Google は、新しい TLD が有利になるようアルゴリズムを変更しているのですか?検索において、新しい TLD はどの程度重視されるのですか?

A: 基本的に、新しい gTLD も他の gTLD(.com、.org など)と同じように処理されます。検索において、特定の TLD のキーワードが有利に働くことも不利に働くこともありません。

引用:Googleウェブマスター向け公式ブログ:新しいトップレベル ドメイン(gTLD)に対する Google での取り扱いについて

では、SEOに関係しないなら、ドメインの役割は何でしょうか?

1-4.ドメイン名を見ない人にとって、ドメインはただの「住所」。

Google検索の順位に影響しないなら、ドメインの役割は「住所」、この一点です。
ただしこれは、ドメイン名を気にしない人にとって、です。

例えば、先程のケースの、山田さん。
仮にGoogle検索をするとして、アイスクリームを探す時、
「このサイトのドメインは、アイスクリームに関係する名称になっているかな?」
なんて考えません。
サイトの中身、記事の内容だけ見るはずです。

山田さんのような人にとって、ドメイン名は、そのサイトに与えられたただの「住所」。
それ以上でも以下でもありません。
あなたがドメイン名をどれだけ悩もうと、ドメイン名が称賛され、評価される日はやって来ません。
なぜなら、山田さんはドメインを見ないからです。

例えば、トレンドブログなど情報を発信するだけのサイトの場合、ドメイン名は何でも良いです。

1-5.ドメイン名を見る人にとって、ドメイン名は「看板」。

一方、頻繁にドメイン名を確認する人がいます。
また、多くの人が、ドメイン名を確認する時があります。
その場合、ドメイン名は「看板」になります。

ドメイン名を確認する人は、以下の人です。
このような人をターゲット読者層とするなら、ドメイン名は熟考しましょう。

  • サイト作成者など、ITに関係する人。
  • ドメイン取得経験者。
  • 情報リテラシーの高い人。

ドメインを確認する時は、以下になります。
これらの機会があるサイトは、ドメイン名を熟考しておきます。

  • ドメイン名を手入力する時。
  • ログインIDなどが要求される時。
  • 個人情報を入力する時。
  • 買い物をする時。
  • クレジットカード番号などを入力する時。
  • 記事の内容が怪しいな、と感じた時。

いずれの場合も、「そのサイトが怪しいかどうか」がサイト利用を継続するかどうかの基準になります。
「このサイトは嘘をついている。あるいは騙そうとしているかも?」
とユーザーが思ったら、ドメインが確認されます。
なので、機会損失を防ぐなら、怪しまれないようなドメイン名にするといいですね。

ちなみに、カッコいいドメイン名なら、どうでしょう?
「このサイトのドメイン、とっても素敵!このサイトから商品を買おう!」
こんな風に思ってくれる人は、、、いたらいいなあ。

1-6.ドメインはブランド化をするためにある、と考えるのが良い。

サイト運営者の最終目標は、ブランド化です。
物が溢れる現代は、「何」を売るかより、「誰」が売るか、が大事です。
そう考えると、ドメイン名はサイト名、ブロガー名、商品・サービス名に近くなってきます。
ドメイン名を見られた時を想定すると、できるだけブランド力が高まる名称が良いですね。

サイト名などのネーミングは、クリエイティブな作業です。
子供の名付けのように、悩んでしまいますね。
同じように、ドメイン名もまた、悩むものです。

では、何を基準にすれば、良いドメイン名をつけれるでしょうか?
ドメイン名を決めるための諸条件は何でしょう?

そこで次は、ドメイン名を決める9つの基準、条件について見ていきます。

2.ドメイン名を決める9つの基準、条件

2-1.長さ:できるだけ短く。

ドメイン名は「3文字以上63文字以下」で登録できます。
将来のブランディングを考えれば、できるだけ短い方が良いですね。

具体的には、3文字がベスト。目標は10文字以内、長くても15文字までです。
16文字以上になる場合でも、できるだけ文字数を少なくします。
名称が短ければ、見栄えが良い、覚えやすい、愛着が湧きやすくなる、などの効果が得られます。

手入力そする場合を想定しても、短い方が間違いが起こにくくなります。
ただ手入力は、その行為自体が好ましくありません。
ドメインを手入力させるのではなく、リンクを貼る、QRコードを用意する、短縮URLを使う、などの工夫をしましょう。

2-2.使える文字6種類と、使えない文字、大文字小文字の区別

使える文字の種類は6種類です。

  • 半角ローマ字:a~z。
  • 半角数字:0~9。
  • -(半角ハイフン):ドメイン文字列先頭と末尾以外の「-(半角ハイフン)」。「_(アンダーバー)」は使えません。
  • 全角漢字:千変万化、森羅万象、など。
  • 全角ひらがな:ただのぶろぐ、など。
  • 全角記号:「・」「ヽ」「ゝ」「々」「ー」など。

使えない文字は、「-(半角ハイフン)」以外の半角記号です。
「\」「?」「&」「%」「_(アンダーバー)」「半角カタカナ」など。

半角ローマ字の大文字と小文字の区別はありません。
「AAAAA.com」と「aaaaa.com」は同じです。
よってドメイン登録時に「AAAAA.com」と入力しても、「aaaaa.com」として登録されます。

2-3.「半角ローマ字」を使う。「全角文字(日本語)」は使わない。

全角文字の日本語は、サイトで表示される時は見栄えが良いです。
でもリンクをコピーした際は、ドメインが文字化けしますし、長くなります。

例えば、「http:/比較.コム」のURLをコピーすると「http://xn--bpwo46e.xn--tckwe」に文字化けします。
よって、全角文字は使ってはいけません。

2-4.-(半角ハイフン)は1個なら使ってもいい。でも、なるべく使わない。

ブランディングを意識して、サイト名やジャンルに関連した文字列を使いたい。
この場合、できるだけ「-(半角ハイフン)」は使わない方が良いです。

世界的には、ハイフンがないドメイン名の方が、価値が高いようです。
仮に日本語ドメインを使うとした時。
日本語だけの「山本の里」と、ハイフンがついている「山本の-里」。
どちらがしっくりくるかと言えば、ハイフン無しの「山本の里」になるでしょう。
そういう感覚で、ローマ字表記が基準の海外ではハイフン無しが好まれる、と思われます。
(※コカ・コーラ「coca-cola.com」のような例外もあります。)

ただ、印象の良い単語は、ほとんどのドメインが取得済みです。
例えば「beauty」は、全て使われています。
なので、どうしても使いたい文字列がある場合は、ハイフンを使うという選択肢もあります。

逆に、ハイフンを使った方が良いケースもあります。
文字列が9個以上になると、意味を理解しづらくなります。
例えば「customersupport」よりも「customer-support」の方がわかりやすいです。
文字列が長くなる場合は、ハイフンを使うと良いですね。

注意点として、ハイフンを使うデメリットに「文字列が長くなりがち」が挙げられます。
文字数を10文字以下に抑えたいと考えると、ハイフンを使うなら1個まで、としましょう。

2-5.印象的なら、数字を含めてもいい。

数字を含めれば、文字列の幅が広がります。
「yoroshiku」よりも「4649」の方が短いし、読みやすいです。
競合もガクンと減ります。

ただ、スパムドメインは数字を含めて自動生成されることが多いです。
なので、読者からスパムと間違われるリスクがあります。
これは覚えておきましょう。

数字を使っても不自然でない、むしろ数字を使った方がカッコイイ。
それなら、数字を使っても良いですね。

2-6.他企業が使用しているブランド名や商標は使わない。訴えられたらどうする?

他の企業が使用しているブランド名や商標は、絶対に使ってはいけません。
訴えられたら、ドメイン停止。最悪、損害賠償もあり得ます。

例えば、Amazonのドメインは「amazon.co.jp」です。
そこでドメインを「amazom.co.jp」などと登録するのは危険です。
「n」を「m」と打ち間違える人の流入を期待できますが、それよりも訴訟によるドメイン停止、損害賠償の方が怖いです。
訴訟回避の理由で、「amazon.com」なども止めましょう。

特に海外勢は危険です。
ドメインを取得して少ししたら、ドメイン訴訟を英語で起こされる場合があります。
たとえサイトを運営していなくても、ドメインを取得しただけで、訴訟です。
ちなみに訴訟されても、ドメインを取得したサービス会社は何もしてくれません。
不安なら、ドメイン取得前に商標を検索しておくのも良いですね。

商標の検索をする場合は、以下のサイトから検索します。

「でも大抵のドメインは取得済みだから、ブランド名や商標が被るのも仕方ないのでは?」
この考えも、間違いではありません。
なので判断基準としては、有名な企業の真似は危険だからやめておこう、ぐらいで良いかと思われます。

2-7.取得できるトップレベルドメイン

トップレベルドメイン(.com、.netなど)のうち、JPドメインは、法人と個人で取得可能範囲が異なります、

ドメイン特徴個人法人
.jp日本国内に住所がある
.tokyo.jp日本国内に住所がある
.co.jp日本国内に住所がある企業用のドメイン
.ac.jp学校法人・高等教育機関用のドメイン
.ne.jp日本国内にサービスを提供するネットワークサービス用のドメイン
.jpの個人、法人の取得可能範囲

トップレベルドメインのうち、分野別トップレベルドメインは、取得・登録対象に条件があります。

分野別トップ
レベルドメイン
特徴取得・登録対象
.com主に営利組織でドメイン世界中の誰でも取得・登録可能
.netネットワーク用のドメイン世界中の誰でも取得・登録可能
.org非営利組織用のドメイン世界中の誰でも取得・登録可能
.bizビジネス用のドメインビジネス利用者
.edu教育機関用のドメイン米国教育省公認の機関
.info特に制限なし世界中の誰でも取得・登録可能
.travel旅行関連業界用のドメイン旅行業界に属する協会・団体・法人
.xxxアダルト用のドメインアダルトのコンテンツやアダルトサイトを
運用している法人・個人
分野別トップレベルドメインは、取得・登録対象の条件

企業のコーポレートサイトであれば、「.co.jp」になります。
でも個人で取得するなら、「.jp」「.com」「.net」などから、好きなものを選べばいいです。
アフィリエイトサイト、ショッピングサイトも同様です。

よく「.comは商用」などと言われますが、別にそんなルールは無いし、誰も決めていません。
好きなトップレベルドメインを選びましょう。

2-8.登録料、更新料、移管料を考えるなら「.com」「.net」「.info」を使う

好きなトップレベルドメインを選べばいいなら、次に考えるのは利用料です。
「できるだけ費用を安くしたい!」とは誰でも思いますよね。

サイト運営が上手くいった場合、ドメインの変更はできません。
なぜなら、ドメインを変更すると、サイトの順位が落ちる=サイト運営の失敗に繋がるからです。
ということは、サイト運営が上手くいった場合、取得したドメインの更新料、移管料が毎年確実に発生します。

それならば、登録料、更新料、移管料が一番安いトップレベルドメインを使うという条件で、ドメイン名を考えます。
参考に、「お名前.com」の録料、更新料、移管料を見てみましょう。

ドメイン登録料(税抜)更新料(年)(税抜)移管料(税抜)
.com760円1,280円920円
.work1円990円
.xyz25円1,480円1,480円
.info1,480円1,480円1,200円
2020年10月時点の、お名前.comの登録料、更新料、移管料

ここで注目したいのが、「.work」です。
登録性は「1円」、更新料は「990」円と最安値です。
でも、「じゃあ「.work」にすればいいじゃん」、というのは早合点。

まず「.work」は、ドメイン移管ができません。
お名前.comで契約したら、ムームードメインに移管する、などができないので、ずーっとお名前.comでの契約です。

さらに、実は更新料金は、ある日突然、変更する可能性があるのです。

私の失敗談です。
「(.science)ドメイン取得が1円でできた。更新料も1280円だし安くてお得!」と思った翌年。
「こ、更新料が6000円に値上がっている。。。」という事件がありました。
費用を1円でも安くしたいと思うあまり、更新料の変化を考えていなかったのですね。
ちなみに「.science」の更新料は、現在2,980円に下がっています。

このように、ドメイン更新料は時々変更されます。
もし突然、更新料が3000円とかに上ったらどうしますか?
サイトを捨てる?
いいえ、高くても更新料を払い続けるほかありません。

なので、未来に渡り、ドメイン更新料がほとんど変わらないだろうモノを選ぶのが良いです。
未来のドメイン料を参考にする指標として、ドメインが永久無料になるキャンペーンドメインを見てみます。
キャンペーンドメインは、レンタルサーバーを申し込むと、ドメイン更新料が永久無料になる、というドメインです。
利用者にとっては、素晴らしいサービスですね。

逆に、永久無料ドメインは、レンタルサーバー会社にとっての経費です。
ということは、将来的に経費が増えなさそうなドメインだけを、永久無料にしていると考えられます。
であるならば、私達も、この永久無料ドメインからドメインを選びたいものです。

今回比較する会社は、お名前.comレンタルサーバー、ConoHa WING、mixhost、エックスサーバーの4社です。
それぞれの会社は、キャンペーンや、料金プランの選択よって、永久無料ドメインを付与しています。

永久無料の対象となるトップレベルドメインの更新料は、以下です。(2020年10月時点)

サービス会社名
更新料(年)(税抜)
お名前.com
レンタルサーバー
ConoHa WINGmixhostエックス
サーバー
.com1,280円1,280円1,280円1,180円
.net1,480円1,280円1,480円1,380円
.org1,480円1,380円1,480円1,380円
.biz1,580円1,480円1,580円1,480円
.info1,480円1,380円1,480円1,480円
.xyz1,480円1,380円1,480円1,480円
.link1,480円1,380円1,480円2,980円
.click1,480円980円1,480円1,480円
.tokyo1,480円
.blog2,980円2,980円2,780円
.pw1,380円
.club1,680円
.games2,480円
永久無料の対象となるトップレベルドメインの更新料(2020年10月時点)

4社に共通していて、個人で収益化ができるドメインは、「.com」「.net」「.biz」「.info」「.xyz」「.link」「.click」の7個です。
さらにお名前.comでは、人気のドメインとして「.com」「.net」「.info」「.biz」を挙げています。

以上から、10年後の予想更新料を推測した優先順位を並べます。
トップレベルドメインを決める際は、この順位を考慮して選ぶと良いかと思われます。
できれば、最安値の「.com」を取得するのが理想ですね。次いで、「.net」「.info」がおすすめです。

順位ドメイン10年後の予想更新料(年)
1位.com1,280円
2位.net1,480円
3位.info1,480円
4位.biz1,580円
5位.click1,480円
6位.xyz1,480円
7位.link1,480円
10年後の予想更新料

>>「お名前.com」公式サイト

2-9.キャンペーン等で更新料が無料なら、更新料の高いドメインを使うのも良い

「レンタルサーバーを申し込むと、ドメインが永久無料!」というキャンペーン・料金プランがあるレンタルサーバーを契約する場合。
そのレンタルサーバーを使い続ける限り、ドメイン更新料が無料になります。

ということは、キャンペーンドメインに限って言えば、10年後も安いだろうという理由で「.com」を選ばなくても良いのです。
その意味ではむしろ、更新料が高い・高くなるだろうドメインを選ぶとお得、とも言えますすね。

参考に、レンタルサーバー「ConoHa WING」の更新料を見てみましょう。
レンタルサーバー「ConoHa WING」は、レンタルサーバー申込時に「WINGパック」を選択すると、そのプランを契約する限り、ドメイン取得料、更新料が永久に無料です。

ドメイン登録料更新料(年)移管料
.com1,280円1,280円1,280円
.xyz1,380円1,380円1,380円
.biz1,480円1,480円1,480円
.click980円980円
.club1,680円1,680円1,680円
.games2,480円2,480円
.blog2,980円2,980円
ConoHa WING」の更新料

例えば「.blog」を選ぶと、毎年2,980円の支払いが無くなります。
「.com」との差額は1,700円。
キャンペーンドメインが無い会社と比べると、約2個分のドメイン料金がお得になりますね。

ただし、無料になるドメインは限られています。
例えば、更新料が高い「.jp(2,780円/年更新)」「.host(9,680円/年更新)」などは無料になりません。

また、注意したいのは、他社サーバーに引っ越し、元々のサーバー契約を解除する場合です。
この場合、ドメイン無料の権利を失うため、元々の会社にドメイン料だけ支払うことになります。

例えば「ConoHa WING」で無料ドメイン「.blog」を使っていたが、レンタルサーバーを「mixhost」に引っ越しした場合。
ConoHa WING」に毎年2,980円のドメイン料を支払い、「mixhost」にレンタルサーバー代を支払うことになります。

更新料は会社によって、多少料金が異なります。
ですからドメイン移管をすれば、価格低減ができる場合もあります。

が、将来のドメイン更新料がどうなっているかは未知数です。
もしもレンタルサーバーの引っ越しを視野に入れるなら、高い更新料のドメインは選択しない方が無難です。

とは言え、もしも「.club」「..blog」「.games」などのドメインを使う予定なら、永久無料ドメインで取得すると良いですね。

永久無料ドメインのサービスをしているレンタルサーバー会社は以下です。

3.ドメイン名を作る10個の方法・アイデア

これまでは、ドメイン名を決める8つの判断基準、条件を説明しました。
ここからは、ドメイン名を作る10個の方法・アイデアを紹介します。

「これだ!」と思ったドメインは、大抵の場合、誰かに取得されています。
ですから、どうにか工夫をしてドメインを探すことになります。
このドメインを探す作業がかなり大変で、何十時間かけても見つからない、、、という事態もあり得ます。

ドメイン名は、空きを探すよりも、新しく作る、という感覚が近いかもしれません。
あなたが少しでも早く、希望するドメイン名が見つかる手助けになれば、嬉しいです。

3-1.サイト名をそのまま使う

最も基本的かつ簡単なドメイン名の決め方は、サイト名やブログ名をそのまま使うことです。

有名サイトの例
  • youtube.com:YouTube
  • onamae.com:お名前ドットコム
  • amazon.co.jp:Amazon
  • rakuten.co.jp:楽天

サイト名とドメイン名を一致させるメリットは、「検索してきた人が分かりやすい」という点。
特にサイト名がローマ字表記であれば、ユーザーの認知度UPに繋がりやすくなります。

逆にデメリットは2つあります。

1つ目のデメリットは、サイト名を変更したくなった時、メリットが失われること。
サイト名を変更しなくて済むよう、ドメイン取得前に、サイト名をしっかりと考えておきたいですね。

2つ目のデメリットとして、良いサイト名とドメイン名を決めるのに、かなり労力を要すること。
なぜなら、先にサイト名が決まっていても、ドメインの空きが無い場合がほとんどだからです。
そのため、サイト名とドメイン名を一致させる際は、以下4点を同時に行い、何度も試行錯誤することになります。

  1. サイトコンセプト構築
  2. サイト名作成
  3. ドメイン名作成
  4. ドメインが取得できるか確認

ドメイン名検索は、「お名前.com」を使うと良いでしょう。
>>「お名前.com」公式サイト

3-2.企業・ブロガー自身の名前を使う

サイトで売るのは、「商品」か、それとも売っている「人」か?
最近は、何を売っているかより、「誰が」売っているかの方が重要になってきています。
そこで、企業やあなたを売り込むために、あなたの企業名・ブロガー名をドメインにするのはおすすめです。

有名サイトの例
  • manablog.org:manablog.(ブロガーである、マナブのブログ)
  • junichi-manga.com:ジュンイチのデジマブログ(デジタルマーケッター松原潤一のブログ)

あなたを売り出すための専用ブログは、企業名・ブロガー名を使いましょう。
ブログだけではなく、Twitter名、YouTube名も、この企業名・ブロガー名を使います。

デメリットもあります。
この方法は、1つのブログだけでしか使えません。
企業であれば、コーポレートサイトだけです。
また、一生使うつもりの企業名・ブロガー名を、先に考えておく必要があります。

加えて、企業名・ブロガー名の作成、ドメイン検索にかかる労力も甚大です。
前述の「3-1.サイト名をそのまま使う」同様、ドメインの空きが無い場合が多いからです。
さらに商標被りのリスクも考えると、より独創的な企業名、ブロガー名を創る、ネーミング力が問われます。

3-3.商品やサービスの名前にする

特化型サイトを作る時に有効な方法です。
特化型サイトは、商品・サービスの専門として、商材を掘り下げて上位表示させるサイトです。

  • 家電比較:kadenhikaku
  • キレイエステ:kireiesute
  • 着物リサイクル:kimonorecycling

ただし、他企業の商標被りには注意してください。
ドメイン名、サイト名を検索して、競合が出てこないのを確認しましょう。

商標の検索をする場合は、以下のサイトから検索します。

3-4.お悩みキーワードにする

これも特化型サイトに有効です。
全ての商品・サービスは、「ある悩みを解決する道具」です。
つまり、「お悩みキーワード」は、商品・サービス名と同じような立ち位置になります。
なので、「お悩みキーワード」をドメイン名にします。

  • お腹キュッと:onakakyutto
  • 旨い青汁:umaiaojiru
  • 勝ち組転職:katigumitensyoku

このようなサイトは、ドメインを複数個取得して運営することになります。

3-5.商圏が限定的なら、地域名を入れる

地域限定での商売、あるいは地域限定でサイトの内容をまとめたい場合に有効です。
大きなお金が動き広告費が高騰している業界か、その場所でしかできない業種におすすめ。
表示は「地域名」+「商品名・サービス名」という形になります。

  • 堺のリフォーム:sakai-reform
  • 横浜の太陽光:yokohama-tiayoko
  • 明石の介護:akashi-kaigo

地域名を入れるなら、都道府県のトップレベルドメインを使うのも有効です。
この場合、更新料が高くなるのは許容しましょう。

  • 東京のコーヒー専門店:bestcafe.tokyo
  • 名古屋の美容院「中田」さん:nakata-beautysalon.nagoya

3-6.日本語をローマ字読みする

英単語を使うと、ほぼドメインを取得することはできません。
ドメインはローマ字表記ですから、ローマ字を使う言語圏の人は、ドメイン名と相性が良いです。
そのため、言葉の意味が英語以外、ロシア語、フランス語、イタリア語、ドイツ語などで探しても、ドメインはほとんど取得済み。
なので、海外の言語で世界と戦うより、日本語で、日本の中だけで戦う方が賢明です。

例えば、「美しい」をイメージさせたい場合。
英語の「beautiful」だと、そりゃあもう激戦区です。
「beauty」「beautifully」なども、全部取得済み。
けれど、日本語の「utukusii」だと、あまり競合がいません。
(でも日本語もそのうち取得済みになります。)

英単語の意味を調べて、ドメイン検索をする……といった作業は、膨大な時間を消費する上、報われません。
それよりも、日本語をローマ字表記させた方が、より早く、お目当てのドメインに辿り着けます。

ただあくまでも、日本語は外国語に比べればマシ、という程度です。
空きドメインが見つかる体感比率は、外国語:日本語=3:1くらいでしょうか。
「どうしても海外の言語を使いたいんだ!」という場合は、日本語の3倍ほど労力をかければ見つかる、かもしれません。

3-7.数字を使う

「この名称を使いたいんだけど、取得されている!」という時に、ローマ字を数字に変えてみます。

例えば、「武蔵道場(むさしどうじょう)」というサイト名があったとします。
ローマ字表記にすると、「musashidojo」。
ローマ字の一部を数字にすると、「634dojo」になります。
「musashidojo」よりも「634dojo」の方が、直感的に覚えやすくて、良い気がしませんか?

作ったドメインをURL検索してみて、競合が出てこなければ、ブランド力向上の可能性も高まります。
数字をドメインやサイト名に入れる人は少ないです。
なので、ドメイン名、サイト名を考える際は、数字を入れてみるのも良い方法です。

ただし、例えば「6sa4do4o」のように、数字とローマ字を交互に配置するのは危険です。
スパムに間違われるかもしれません。
あくまでも、カッコイイかどうか、を数字を使う基準にしましょう。

3-8.連想させる

連想とは、「○○と言えば△△」のように、ある言葉から別の言葉を発想させる方法です。

例えば、「お仏壇のはせがわ」は良い例です。
その昔、「お仏壇のはせがわ」のURLは、「kuyou.com(供養ドットコム)」でした。
仏壇を売りたいからといって「butsudan.com 」にはしなかったのです。

「仏壇」という商品を全面に押し出すよりも、「供養」という行為をアピールすることで、好印象を与えています。
「供養するために仏壇が必要」という「商品購入の動機付け」が発生するのも良いですね。

ここで学ぶべき連想は、「仏壇」という名詞から、「供養」という動詞に変化させている点です。
名詞を動詞、形容詞に。またその逆も、発想の着眼点になります。

ちなみに、今は「お仏壇のはせがわ:kuyou.com」ではなく「祈りのはせがわ:hasegawa.jp」になっています。
社名をブランド化するために、ドメインも変更したのだと思われます。

「はせがわ」の事例を考えるに、サイトの最終形態は、「社名(ブロガー名)のブランド化」かもしれません。
「商品」を売るのではなく、「売り主」を売るのですね。

3-9.造語を作る(ネーミング)

これまでにない新たな言葉を作る、クリエイティブな手法です。
ドメイン名を決める際、造語(ネーミング)が最も大切だと言えますね。

メリットは3点。

  1. 今までに無かった新しい表記だから、ドメイン取得の可能性が高い。
  2. 文字数を少なくできるから、短いURLになる。
  3. オリジナリティーを感じさせ、有名ブランドに発展する可能性がある。
    (むしろ、造語を作るのは、ブランドを育てる機会を作るためと言える。)

造語(ネーミング)を作るときのコツは3点。

  • 響き、語感が良いか?(カッコイイか?)
  • 言いやすいか?
  • 文字から意味がわかるか?

例えば、以下が造語になります。

  • 短縮形 : ミスチル、アスクル、スタバ、など
  • 組み合わせ : サラドレ(サラダにドレッシング)、など
  • 頭文字 : AMEDAS、DOCOMO、INTELなど

造語(ネーミング)方法はいくつもあります。

  • プラス造語法(A+B=AB)
  • 減量造語法(A+B=ab)
  • 変形造語法(A=a)
  • 頭文字造語法(アクロニム造語)
  • 並び替え造語法(アナグラム造語)
  • 逆読み造語法(アナグラム造語:回文)
  • 語呂合わせ造語法(アクロニム造語)
  • 会話・呼び掛け表現法
  • 繰り返し表現法
  • 長いネーミング表現法
  • 記号数字表現法
  • 和製英語造語法
  • 擬人化造語法
  • 漢字ネーミング法
  • 擬音・擬態語ネーミング法
  • 色ネーミング法
  • グローバル・ネーミング 「AGE-Name」法

3-10.そこそこで良しとする

どれだけ考えても、そのネーミングがベストなのか、わかないものです。
なぜなら、そのネーミングはまだ、「ブランド化」されていないから。
使い続けて良い結果が出れば、そこで初めて「ベストなネーミング」だという確信が持てます。

ネーミングに何週間、何ヶ月も時間を使っていると、一番肝心なサイトの作成が始まりません。
ですから、ある程度考えたら、そこで良しとしましょう。
ドメイン名、サイト名の価値は、あなた自身が時間をかけて高めていくものだ、と心に留めておくといいですね。

4.まとめ

ドメイン名を決めるのは、とっても大変です。
でも、悩み抜いたからこそ愛着も湧き、良いサイトにしようと思うもの。
ぜひ、悩みに悩んでくださいね。

ドメイン名が決まったら、「お名前.com」ですぐに検索、確認を。
早いもの勝ちですから、「空いていたら即座に取得」が鉄則です。
>>「お名前.com」公式サイト

お名前.comでドメイン検索をする方法は、こちらの記事を参考にどうぞ。
「お名前.com(ドットコム)」で独自ドメインを取得する方法

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